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サージトロン dual EMC 眼瞼下垂への応用
2012-04-01 UP! カテゴリー:眼瞼下垂, 診療だより
高周波ラジオ波メスで定評の高いellman社のサージトロン。
新しいタイプであるサージトロンdual EMC を使用しました。
Stan式モノポーラ・フォーセップにずっと興味を持っていました。一見、バイポーラのように
見えますが実はモノポーラなのです。以前のサージトロンEMCでは使用不可能でした。
モノポーラ・フォーセップの先端を閉じて組織を切開・剥離することができます。
切開モードもしくは混合切開モードのいづれかを選択します。
眼瞼下垂手術はいかに手術中の出血を減らすかが術後の腫脹を減らすカギです。
出血しやすい手術部位の一つが外眼角靭帯周辺への切り込みです。
モノポーラ・フォーセップの先端を閉じての切開・剥離操作。
まったく出血はありません。これは素晴らしい!
侵襲がとても少なく挙筋腱膜を前転します。
1週間後に抜糸しましたが、眼瞼の腫れの少なさに本人が驚いていました。
いい治療をするにはいい器械が必要、これが私の持論です。
だから私はしみ治療でもルビーレーザーを使用するのです。
弘法筆を選ばず、ではなく筆を選びます。