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Qスイッチルビーレーザー 【実際の施術】
2009-05-27 UP! カテゴリー:しみ(ルビーレーザー), 診療だより
今回はQスイッチルビーレーザーの実際の施術についてです。
前回のブログでも書いたように老人性色素斑(しみ)に最も有効な治療はQスイッチルビーレーザー治療です。アメリカでは大企業のCEOたちはこぞって肌の若返り治療を受けています。美容大国アメリカでは若く見えることがステータスでもあるのです。
皮ふ科SSクリニックでも男性でしみ治療を希望されるかたが増えています。
61歳の男性のかたです。以前より右頬部のしみが気になっていたとのことです。
しみは中央部がやや厚くなっています。老人性色素斑の一部が脂漏性角化症に進行した臨床像です。このタイプのしみはフォトフェイシャルでは治りません。
THE RUBY Z1(Qスイッチルビーレーザー)の出番です!
しみは濃いので最低出力の4Jで照射しました。これでも十分IWP(Immediate Whitening Phenomenon)と呼ばれる白くなる現象が出現します。
照射後は軟膏を外用して医療用テープを貼ります。原則として10日間テープはつけたままです。施術後のPIH(炎症後色素沈着)を予防するためです。
今回は照射5日後に来院してもらいテープを交換しました。照射部が痂皮(かさぶた)なっているのが分かりますか? この段階では痂皮は絶対に剥がしてはいけません!!
さあ、いよいよ10日目が来ました。テープを取るこの瞬間がとても楽しみです。
しみが痂皮となりテープといっしょに剥ぎ取られていきます。
しみは見事に取れました!エクセレント!!
この時期はやや発赤がありますが時間とともに落ち着いていきます。
このようにレーザー治療は適正な照射モード、照射後のケアが揃って完結するのです。
レーザー治療は痛くないですかとの質問をよく受けます。輪ゴムで肌を軽くはじく感じですね。私は患部をアイスキューブ(氷)で冷却してからレーザー照射しています。これにより施術の痛みは最小限に抑えられます。葛西健一郎先生のアイデアです。
皮ふ科SSクリニックの冷凍庫には常時アイスキューブがたくさん用意してあります。
スタッフが一生懸命作ってくれるのです。
皮ふ科SSクリニックはしみ治療に本気で取り組んでいます。
しみでお困りの方はお気軽に皮ふ科SSクリニックにお電話ください。
最後まで責任を持ってフォローさせて頂きます。