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いつまでも若く! PRP(血小板血漿療法)
2013-05-30 UP! カテゴリー:PRP療法, 診療だより
長期的に効果が継続する治療が好きです。
要望の多い治療法の一つがPRP療法(多血小板血漿)です。
以前、ブログに掲載した素敵なミセスさんです。
治療してから2年4ヶ月が経過しました。
最初は、会社の友人の紹介で来院されました。
ほうれい線とそれにつながる口角横の線が気になると。
49歳(初診時)。左のほうれい線です。口角横の線がくせもの
です。この線は老けを感じさせます。
ほうれい線よりも、細い線の治療のほうが大変です。
意外ですが、事実です。
PRP療法は、細い線も改善する可能性を持つ治療です。
本人の血小板を分離して、塩化カルシウムで活性化してから
ベストのタイミングで注射します。
血小板の分離、細かい調整、注入法などいろいろと気を使う治療です。
頭を使いすぎて、また少し髪の毛が抜けました(涙)。
注射針も以前は32Gを用いていましたが、今は30G針を使用しています。
注射針も細すぎると、真皮をつらぬく抵抗が強く、微細な感覚がつかみにくいのです。
(注)数字が大きいほど、針の太さは細くなります。
同じことを、ボトックス注射で有名な渋谷のH先生も言ってました。
PRPを注入する深さは、京都のK先生とかなり細かく討議したことがあります。
注入する深さ、一回毎の注入量がとても大切です。
治療して2年4ヶ月が経過しました。
経過はよく、効果が持続しています。触った感じも自然です。
この患者さんは、ほうれい線にはPRP療法を1回行ったのみです。
その他の治療は、いっさい行っていません。
当院は皮膚科も併設しているので、湿疹などで長期に通われるかたも
多いのです。
素敵なミセスは51歳になりました。
49歳の時よりも、頬のハリがよいと感じるのは、私の思い込みでしょうか?