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多血小板血漿療法(PRP) -基礎編-
2014-06-05 UP! カテゴリー:W-PRP, 診療だより
開業してから、ずっと多血小板血漿療法に邁進しています。
よりよい条件を求めて、プロトコールを進化し続けています。
採血量は17ml です。これで治療に十分な血小板が採取できます。
遠心条件と血小板回収率について、2010年の日本美容皮膚科学会誌より。
当院では2回遠心分離法を採用しています。
白血球、血小板を含んだ部分を条件を変えて分離します。採血管底の赤い部分に血小板、白血球、極少量の赤血球が凝集しています。
血漿成分を多く取り去ることで、血小板の濃度を上げることは可能です。
血小板の濃度が高いほどよいと言う訳ではないのです。適正な血小板濃度になるよう、血漿を取り去り、ボルテックスで撹拌します。
多血小板血漿(PRP)はパスキンと呼ばれる3本針を用いて、面として注入することも
あります。注入量はほどほどに、注入後のマッサージが治療のポイントです。