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10歳代の眼瞼下垂手術
2019-02-08 UP! カテゴリー:眼瞼下垂, 診療だより
一重まぶたは潜在的な眼瞼下垂の要素を持っていると考えています。
眼瞼下垂症の方と同じように、まぶたの開けづらさ、頭痛、肩こりの
症状を持つ人が多いからです。今回は13歳の中学1年生のお話です。
ブログに協力くださり誠に有難うございます。
被さったまぶたによる逆さ睫毛で角膜潰瘍を生じたことがありました。
時々、頭が重い、眼の奥が痛い、肩こりを感じるなど眼瞼下垂症の方と
同じ症状もあります。
以上の理由で逆さ睫毛手術ではなく、敢えて眼瞼下垂手術を選択しました。
手術は信州大学方式による眼窩隔膜切開からアプローチします。
一重まぶたの方は下横走靭帯が発達していることが多く、
今回も切離しました。
ここから挙筋腱膜の先端をミュラー筋より少量剥がして前転しています。
私はこの術式をかってに 信州大学方式+αと名付けています。
手術1週間後。抜糸をした直後です。
この時期は腫れが残り、重瞼幅が広く見えます。
手術して2年が経過しました。
だいぶなじんでいます。もちろん逆さ睫毛はありません。
手術してから4年8か月が経過しました。
お化粧をするお年頃になりましたね。目ちからに負けそうです(笑)
手術前(写真上、化粧なし)と手術4年8ヶ月後(写真下、化粧あり)。
いわゆる美容顔と呼ばれる不自然さはなく、ナチュラルな重瞼ラインです。まぶたが楽になり快適な高校生活を過ごされているようです。
眼瞼下垂手術は人生を変えるパワーがあります。
だからこそ一人ひとりに合ったデザイン、術式を選ぶことが大切なのです。
#申し訳ありませんが、美容のエッセンスもふんだんに加えているため
未成年のかたも自費となります。 手術料金 378,000円(税込み)