名古屋市鶴舞の皮膚科・美容外科
SSクリニック

SSクリニックYouTubeチャンネル

MENU

Copyright © SS Clinic.

※当サイトの情報の転載、複製、改変等は
禁止いたします。

診療だより

粉瘤

  • 粉瘤くり抜き法 -どの大きさまでやれる?- その1

    2020-06-16 UP!     カテゴリー:粉瘤, 診療だより

     
     大きな粉瘤は、手術が大変です。
     
     どうして、こんなになるまで放置していたのですか?
     つい、そんな気持ちになることがあります。
     
     粉瘤は大きくなれば、整容的に目立ち、炎症のリスクが高まります。
     
     大きな粉瘤は、大きく切除しないといけません。
     当然、大きな傷跡が残ります。
     
     くり抜き法で、どこまで治療できるのか?
     
     今回は、そんな内容のブログです。
     
     40歳代の女性に、ご協力いただきました。
     
     
     40歳代女性。右背中の比較的大きな粉瘤。

     
     
     エコー所見です。
     粉瘤は大きいですが、境界はきれいです。

     
     
     
     これだけ大きな粉瘤をメスで切除すると、かなり大きな傷が残ります。
     
     少し無理をして、「くり抜き法」を行うことにしました。
     真皮が厚いので、くり抜き法で摘出するには技量が必要です。
     
     今回は6mmを選択。くり抜いて、内容物を排出します。
     大量に粥状物がでてきます。

     
     
     さあ、粉瘤の袋を取り出しますよ。
     なかなか大変です。

     
     
     写真では、簡単に袋が出ているように見えますが、実際は大変です。
     真皮、皮下脂肪からすこしずつ剥離して、時間をかけて取り出します。
     
     
     本来、この大きさの粉瘤は、メスでの切除が適応です。
     
     
     取り出した袋です。

     
     
     病理組織検査です。浅い部位。
     小さな袋が余分にあります。ここを取らないと、再発します。
     スプリング式剪刀が大活躍します。

     
     
     病理組織検査の深い部分。

     
     
     
     手術して2週間が経過しました。
     まだ赤いですが、半年くらいすると、目立たなくなります。

     
     
     これだけ大きな粉瘤は、本来メスで紡錘形に切除することが一般的です。
     
     この手術をくり抜き法で行うと、かなり時間がかかります。
     
     傷痕という見た目を気にされて、本来の適応であるメスによる切除の代わりに、
     くり抜き法を行ったわけです。
     
     つまり、傷跡を目立たなくすることを最優先されたわけです。
     
     大変申し訳ありませんが、
     大きな粉瘤のくり抜き法は、手術の難易度、手術時間から自費治療でさせて頂きます。
     
     歯科治療と同じことです。
     
     見た目はどうでもよいから、保険で差し歯を入れるか、自費できれいな
     セラミックを入れるかどうか。
     
     自費でもいいから、とにかく傷を目立たないようにしたい方は、
     SSクリニックへGO!

     

ページの先頭へ