診療だより
カテゴリー一覧
眉毛下皮膚切除術
-
眉下皮膚切除術の経過
2023-07-26 UP! カテゴリー:眉毛下皮膚切除術, 診療だより
まぶたの皮膚がたるんで眼の開けづらさを
感じる方には眉下皮膚切除術がお勧めです。
皮膚を10mm以上切除しないと効果がないと
言われるドクターがいます。
患者さまによりますが、4mm程度の皮膚切除で
十分な効果が期待できます。
今回は40歳の女性の方に片目だけ写真供覧の
許可を頂きました。有難うございます。
まぶたがたるみ、眼の重さを自覚しています。
(紫斑は鍼灸治療によるものです)
手術デザインがとても大切です。4mm皮膚切除。
内側まで切り込み過ぎないことがポイントです。
内側方向へrotationしながら真皮縫合します。
縫合法にもいくつかコツがあります。
手術5日後。抜糸前の状態です。
細い青ナイロンなので目立たず、この状態で仕事を
する方も多いです。
手術26日後。傷はまだ赤いですね。
手術110日後。
傷の状態はよく、目立たなくなっています。
眉下皮膚切除術はクリニックによってこだわりが
異なります。
● 真皮縫合に使う糸は吸収糸、非吸収糸?
● 眉毛内側はどこまで切り込むか?
● 眉毛内側のどこから真皮縫合を始める?
今回の患者さまは手術後よりまぶたの開けやすさを
実感され、とても喜んでいました。
眉下皮膚切除術、適応を選べばとてもよい手術です。
眼の開けづらさに、
眼瞼手術手術と眉下皮膚切除術のどちらがよいの
かをご自身だけで判断することは難しいです。
お気軽に当院へご相談ください!
【処置方法】
笑気麻酔をしながら極細鋭針で局所麻酔。
【リスク・副作用】
眼瞼周囲の腫れ、痛み、斑状出血
【費用】
手術料金 32,1000円、片側224,000円
お薬代(抗生剤軟膏、痛み止め、漢方薬)2,600円
再診料 1,100円
(すべて税込み価格です)