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眼瞼下垂 ー他院修正術の経過 その1ー
2023-08-07 UP! カテゴリー:眼瞼下垂, 診療だより
眼瞼下垂手術については色々と思うこと
があります。
私が執刀した手術に不満足の患者さまも
おられると思います。
自分のことはさておき、世の中には微妙?な
ドクターが多いのも事実です。
50代女性の患者さまの修正手術の経過をシリーズ
で説明します。
担当医を選ぶことがいかに大切かをお話します。
当院初診の24日前に総合病院形成外科で眼瞼下垂
手術を受けられました。
片眼ずつ説明します。
他院での手術後24日目の状態です。
なにが変なのかわかりますか?
切開した傷が二重のラインから離れています!!
私たち眼瞼手術のプロフェッショナルは、切開した
傷が自然な二重に一致するようにデザインします。
ある意味、先を見越したデザインをするわけです。
眼瞼下垂手術は、
デザインで仕上がりの80%が決まります。
そのことを山本豊先生(山本クリニック院長 新宿三丁目)
から耳にタコができるくらい言われました。
振り返ってこの患者さまの傷を見ると、よくないですね。
担当の形成外科医はまだまだ経験が足りません。
上級医は指導しないのかな・・・?
この方は後日、某美容クリニックで右眼に埋没法が
施術され、さらに傷がガタガタになってしまいました。
(その事に関してはいづれ説明します。)
私の手術デザインです。
前医の外側ラインはある程度無視します。
傷が自然な二重になるように皮膚切除しました。手術前 手術後
今回の教訓。
●芸能人は歯が命、下垂手術はデザインが命。
●下垂手術の経験が浅い形成外科医は避けましょう。
微妙なドクターの見抜き方⇒妙におどおどしている、
または変に高圧的で手術の説明に一貫性と説得力が
なく、自分が施術した症例写真をみせてくれない。
時間がかかってもよいので、自分に合いそうな担当医を
探してください!