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咬筋ボトックスの効用 ーその2ー
2024-08-01 UP! カテゴリー:ボトックス, 診療だより
咬筋ボトックスを希望される方が年々増えている
印象があります。
小顔効果でけでなく、就寝時の歯ぎしり、奥歯を
噛みしめる癖にも効果があるからでしょうか。
ブログにご協力下さったのは42歳の女性の方です。
この場を借りて深謝いたします。
治療前
咬筋ボトックスで咬筋の肥大が減少とえらが小さく
なり、フェイスラインがすっきりしたのが分かります。
今回の方は、咬筋ボトックスで頭痛がなくなったと。
おそらく強い歯ぎしりで、側頭筋などに強い緊張が
持続していたのでしょう。
ボトックスでその緊張が緩和され、頭痛が改善した
と思います。
実際の咬筋ボトックス治療について。
ちょっとお手製の絵ですみません。
右の絵は咬筋(茶色)の走行です。
黄色は耳下腺と導管です。
耳下腺刊管を避けてボトックスを注射します。
左の絵のように、口角と耳垂を引いたラインより
下にボトックスを注射します。
歯ぎしりしてもっとも膨らむ部位に注射します。
そしてその周囲に4点注射します。
咬筋の太さ走行には個人差があります。
歯を強く噛んだ状態で、咬筋の隆起を指で確認し
ながらボトックス注射をします。
当院では、
ボトックスを片側37.5単位、両側で75単位注射します。
割と多い量ですので、効果は6ヶ月~1年持続します。
咬筋ボトックス治療は痛みも少なく、治療時間も
10分程度です。
歯ぎしりやそれによる歯の摩耗でお困りの方、咬筋肥大
矯正による小顔を希望の方はお気軽にご相談ください。