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眉毛下皮膚切除術
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眉毛下皮膚切除術を語る
2025-03-30 UP! カテゴリー:眉毛下皮膚切除術, 診療だより
まぶたの皮膚がたるんできた。
そんな悩みをもつかたも多いと
思います。
治療として、
眉毛下皮膚切除術が有名です。
眉毛下皮膚リフトとも呼ばれます。
日本美容外科学会でも、演題によく
取り上げられています。
昨年、日本美容外科学会(JSAPS)
に参加しました。
学会そのものは素晴らしかったの
ですが、気になる演題がありました。
眉毛下皮膚切除術の演題です。
こんなデザインでした。
外側の皮膚がたるみやすいので、
このようなデザインにしたくなる
気持ちはわかります。
このデザインで切除縫合すると、
外側がつっぱた形態になりがちです。
術後、患者さまからのお叱りを
うけることになります。
私が考える理想のデザインは下の
イラストです。
ある程度、内側まで切開します。
この方が全体のバランスがとれます。
縫合方法も大切です。
内側は下の皮膚を上より少し
余らせるように縫合します。
そして外側から皮膚を内側へ
ローテーションするように縫合。
いづれも内側に生じるつっぱりを
予防するためです。
眉毛下皮膚切除術は皮膚を切除して
縫うだけの単純なイメージがあり
ますが、いくつものコツがあります。
眉毛下皮膚切除術はよい手術である
ことは間違いありません。
術式を理解して、理にかなった手術を
する担当医を選ばれることが大切です。
当院の治療例
吸収糸で内側方向へ真皮縫合します。
皮膚縫合は7-0の極細糸を使用します。
まぶたのたるみが気になるかたは、
お気軽にご相談ください。
【リスク・副作用】
局所麻酔による皮下出血、紫斑。
まぶたの腫れ。【治療費用】
初診料もしくは再診料。
笑気麻酔 4,000円 内服薬 2,600円
両側 321,000円 / 片側 224,000円