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診療だより

その他の記事一覧

  • 美容解剖セミナー 大連にて

    2012-11-04 UP!     カテゴリー:その他, 診療だより

    連休を利用して大連に行ってきました。
     
    私は日本アンチエイジング外科・美容再生研究会(JAAS)の会員です。
    第12回 JAAS美容外科解剖・執刀トレーニングに参加しました。
     
    飛行機から見た大連です。建設ラッシュが続いているようです。
     
     
     
    大連は都会ですね。行きかう車も高級車が多かったです。

     
     
    初日は宿泊先のシャングリラホテルの会議室を貸しきっての講義です。
     
    山本 豊塾長が翌日の解剖のポイントを説明します。

     
     
    2日目はHoffen Bio にて解剖トレーニングを行いました。
     
    寄贈献体の保存状態がとてもよく、眼窩脂肪、挙筋腱膜、下斜筋、大鼻翼軟骨、眼窩下神経、
    顔面神経などをじっくりと確認することが出来ました。
     
    特に鼻の解剖はとても興味深く、鼻中隔軟骨、大鼻翼軟骨を詳細に解剖することができたのは
    生涯の財産となりました。
     
    眼瞼を専門とする私としてはもっと挙筋腱膜、ミュラー筋をむきむきにして眼瞼挙筋まで追って
    いけばよかったな、と後悔もあります。
     
    この解剖トレーニングにはJAASの会員以外に聖心美容外科の先生がたも参加されていました。
    鼻の解剖の際にはあっという間に耳介軟骨を2枚に重ねて鼻中隔延長術を行う早業には舌を巻き
    ました。手の動きが早くて正確です。見習うところ大でした。
     
    聖心美容外科の先生がたの集中力は凄かった。一心不乱に解剖する姿には驚異すら感じました。
     
    朝から夕方までじっくりとトレーニングしました。記念写真には充実感がみなぎっています。
    中央が山本塾長、向かって左が聖心美容外科統括院長の鎌倉先生、その横が私です。

     
    この解剖セミナーを通じて自分の中で何か開眼した気がしてなりません。
    本当に得がたい経験をさせてもらいました。JAAS 事務局のみなさん、有難うございました。

  • SSクリニック

    2012-10-26 UP!     カテゴリー:その他, 診療だより

    11月からは正式にクリニックの名前が変わります。
     
    皮ふ科SSクリニックからSSクリニックへ。
    華麗なる転身。
     
    でも愛着がある名前なので寂しさも・・・。

     
     
    変化を恐れていては何も生まれません。

     
     
    SSクリニック。ライトアップされて素敵ですね。

     
     
    SSクリニック。SSSKIN SURGERY  皮膚外科です。
    皮膚外科・美容外科に特化したクリニックです。

  • 第10回 日本臨床ラジオ波手術研究会学術集会

    2012-10-21 UP!     カテゴリー:その他, 診療だより

    下を向いて神妙な顔をしています。判決を待つ被告人のようです。
    何かしでかしたのでしょうか・・・。

     
    そんなわけないでしょう(笑)。
     
    第10回日本臨床ラジオ波手術研究会学術集会に参加してきました。

     
    約30年前に白壁征夫先生(サフォクリニッ院長)がエルマン社のサージトロンをアメリカから
    持ち帰り日本でもサージトロンが普及しました。
     
    4.0MHzの高周波ラジオ波メスは、その周波数特性により低侵襲な手術が可能です。
     
    今回の10回記念学術集会は形成外科、産婦人科、整形外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、
    皮膚科とさまざまな科のエキスパートが集まり大いに盛り上がりました。
     
    これだけ複数の診療科が一同に集まって行われる学会は他にはないでしょう。
     
    辻 芳之先生(神戸アデベンチスト病院産婦人科)の卵管、卵巣機能に細心の注意を払った腹腔鏡手術、
    赤井文治准教授(近畿大学境病院脳神経外科)の神経内視鏡手術による脳室内の髄液内操作、
    矢部多加夫先生(都立広尾病院耳鼻咽喉科)の鼓膜切開など科を越えて勉強になること大でした。
     
     
    私は眼瞼下垂手術、筋層内の脂肪腫などを発表しました。

     
     
    脂肪腫の多くは皮下脂肪組織内ですが、時に筋層内に局在するものもあります。
    下の写真は広背筋を切開して脂肪腫を露出している所見です。

     
     
    サージトロンを使用することで筋層内脂肪腫の低侵襲手術が可能です。

     
    座長をして下さった日本医科大学武蔵小杉病院形成外科の村上正洋教授、有難うございます。
    村上教授は実家が当院の近くということで大いに盛り上がりました。
     
    研究会では素晴らしいドクターと知り合えるのも大きな魅力です。
     
    学術集会では各ドクターが意見を持ち寄りサージトロン電極の開発について話し合いました。
    臨床の現場から米国製造メーカーへ希望をフィードバックして商品化する、日本発世界へ!

     
    大変実りある学術集会でした。
     
    ところでDerma No.197 最新号が手元に届きました。

     
    本書の中で「サージトロンによる手術の基本と応用」を執筆しました。
    どうやら最近の私はサージトロン贔屓のようですね。
     
    多方面から講演、執筆依頼のお声をかけて頂き、私はどえらい幸せな皮膚科医です。

  • 第35回日本美容外科学会

    2012-10-13 UP!     カテゴリー:その他, 診療だより

    グランドプリンスホテル高輪(品川)で第35回日本美容外科学会総会が
    開催されました。
     
    形成外科医が中心となった美容外科学会(JSAPS)です。

     
    朝8時15分の教育講演から夕方6時までのイブニングセミナーまでがっつり
    聴講しました。あっという間に一日が過ぎました。
     
    特に聴きたかったのがシンポジウム1 「美容外科術後変形の二次修正」
     
    重瞼術後変形の修正術  鶴切 一美先生(つるきり形成・皮フ科)
    眼瞼下垂症術後変形の二次修  松尾 清教授(信州大学形成外科)
    外鼻形成術後変形の修正術  大竹 尚之(聖路加国際病院形成外科)
    などそうそうたる先生がたのシンポジウムです。
     
    どの演題もスライド写真が多く、それぞれの先生の術式選択の基準が分かり
    やすく、自分自身の術式を振り返るよい機会でした。
     
    鶴切先生は日本の重瞼術のパイオニアです。
    挙筋腱膜と睫毛側眼輪筋との密な縫合で修正を行っていました。
     
    切開式重瞼術は単純なようで、固定法にも多くのバリエーションがあります。
    眼輪筋と瞼板前組織を固定する、眼輪筋を瞼板に縫い付ける、はたまた
    睫毛側真皮と挙筋腱膜を縫合するなど。
     
    松尾教授は神経生理学にもとずく下垂修正のお話でした。
    内容のレベルがすさまじく高く理解するのにかなり苦労しました。
    上眼窩縁外側の骨きりには驚きました。
     
    個人的な経験ですが眼瞼下垂手術そのものは上手く行ったのにもかかわらず、
    皺眉筋付近の過緊張を訴える症例に遭遇したことがあります。
    フロアーで松尾教授に挨拶させて頂き、そのことを直接相談しました。
     
    瞼板前ミュラー筋の処置を行うことで予防できるそうです。
    瞼板前ミュラー筋とは?? 眼瞼下垂、奥深し、です。
     
     
    「脂肪移植における移植組織の最適化について」 吉村光太郎先生(東大形成外科)
    脂肪移植の理論がとても分かりやすかった。脂肪細胞と脂肪幹細胞の比率の問題。
    脂肪細胞は死に脂肪幹細胞が生きる、生着というよりは再生ですね。
     
     
    パネルディスカッション1-Ⅱ 「日本人に適した美容外科手術 隆鼻術」
     
    これも興味深く濃い内容でした。鼻を得意とする4人のドクターの講演でした。
    4人とも見事に意見が違う。I型のシリコンインプラントとL型シリコンの適応、
    シリコンインプラントと自家組織の選択などディスカッションが尽きませんでした。
     
    鼻尖部の細工については特に意見が大きく分かれていました。
    鼻形成に関してはまだまだ議論の余地が多く残されているのを実感しました。
     
     
    日本の重瞼術のパイオニア、鶴切一三先生。

     
     
    日本形成外科学会の大御所、鬼塚卓彌先生。

     
    実は鬼塚先生とはちょっとした思い出があるのです。
    私が岡山大学6年生の夏に昭和大学形成外科へ見学させてもらいました。
    当時教授であった鬼塚先生の口唇口蓋裂の手術を続けて2例見学できたのは貴重な体験です。
    鬼塚先生にその話をしたらなつかしいな~と微笑んでおられました。
     
     
    日本美容外科学会理事長の保阪義昭先生。山本塾長が保阪先生と大変仲がよく、
    いっしょにお写真を撮らせて頂きました。

     
    実は保阪先生とも楽しい思いで話があるのです。また次回のお楽しみに!
     
    日本美容外科学会に参加して自分の方向性がより鮮明になりました。
     
    11月から「皮ふ科SSクリニック」は「SSクリニック」に変わります。
    皮膚外科・美容外科により先鋭化していきます。

  • 山本美容塾 鼻形成

    2012-09-10 UP!     カテゴリー:その他, 診療だより

    夏の終わりに杉並区にある美容の虎の穴、山本塾に参戦しました。
    テーマは鼻形成です。
     
    鼻は積極的には手がけていないため休戦しようとしたところ塾長から
    いいもの見せてやるからとにかく来い、と伝令がありました。
     
    この日は4例の鼻手術がありました。
     
    1例目はプロテーゼによる隆鼻と鼻尖部形成(軟骨縛り)。
    2例目は鼻尖部形成。
    3例目はプロテーゼ入れ替え、片側の鼻翼挙上、鼻尖部形成。
    4例目は鼻腔内でのX plasty。
     
     
    3例目の症例写真です。

     
    上の写真からいろいろなことが推測されます。
    おそらくL字型のプロテーゼが挿入されているがデザインミスで
    偏移してアップノーズ(鼻先が上を向く)になっている。
     
    正面からですと分かりにくいですが左鼻翼が右より下がっている
    のも気になります。
     
    山本塾長は患者さんを目の前にしてその重瞼は中国製だな、と看破。
    患者さんも素直に「はい、中国で美容整形手術を受けました」と。
     
    確かに重瞼線が不自然に凹んでいます。
    しかし、なぜ中国での手術と分かったのか?
     
    塾長曰く、中国での重瞼術は瞼板前脂肪などを切除して、瞼板をむき
    むきにするそうです。するとこのような陥凹して重瞼線になるそうです。
     
    鼻腔内を切開してプロテーゼを取り出します。確かに短い。
    片側の鼻腔内切開で抜去できますが、鼻尖形成もするため
    両側を切開しています。

     
    プロテーゼが短いうえに上端がしっかりと骨膜に固定されて
    いないため、プロテーゼが上方に偏移して鼻尖が上を向いて
    しまったのでしょう。左鼻翼の変形もその影響でしょうか。
     
    余談ですがプロテーゼは骨膜固定が基本です。
     
    私はプロテーゼによる隆鼻術を受けたいろいろな患者さんの鼻根部を
    触らしてもらっていますがほとんどの人がぐらぐらと動きます。
     
    プロテーゼをしっかりと骨膜に固定している美容外科医は案外と少ないの
    ではないでしょうか?
     
    ちなみにこの患者さんはプロテーゼの入れ替え予定でしたが、左鼻翼挙上
    と鼻尖形成(軟骨しばり)のみで随分ときれいな鼻になったため、プロテーゼ
    を入れずにすみました。素晴らしい!異物はないほうがよい。
     
    4例目は鼻腔内のX plasty 。ちょっとした小鼻縮小に向いています。
    傷が外につかないのが最大の魅力です。

     
    この術式は美容外科の重鎮、セブンベルクリニックの渡辺純至先生が考案された手術です。
    簡単そうですが皮弁の回転方向などいくつかのコツがあります。
     
    侵襲が少なく、ちょっと変わるような手術が私も大好きです。
    塾長が私を呼んだ理由が分かりました。
     
    山本塾長を囲んで。塾長は4件の手術で少しお疲れです。
    今回は女医さんの参加が多かったですね。みんな美人だな~。

     
    11月は塾長をリーダーとして中国大連へ美容解剖セミナーに行ってきます。
    さんまさんのテレビ番組でも有名なカリスマ美人女医あきこ先生も参戦です。
    もちろん私も特攻隊長として突撃します。
     
    東急ハンズで突撃ラッパを探してまいります。

  • 第27回 日本皮膚外科学会総会

    2012-09-02 UP!     カテゴリー:その他, 診療だより

    9月1日~2日は盛岡にいました。

     
     
    盛岡が生んだ偉大なる歌人、石川啄木。
     
    ふるさとの 山に向ひて 言ふことなし
    ふるさとの山は ありがたきかな
     
    第27回日本皮膚外科学会総会(岩手医科大学主催)に出席しました。
    この学会は日本中から皮膚外科のスペシャリストが集います。
     
    「サージトロン・デュアル(dual EMC)を用いた皮膚外科手術への応用」
    サージトロンを使用した眼瞼下垂手術、経結膜的除脂術について発表しました。
     
    発表はなかなか好評のようで数名のドクターからきれいな手術してますね、との言葉を
    頂きました。
     
    現在は美容外科も手がけていますが私は皮膚外科医です。
    この学会は皮膚についての手術治療学が学べる場所なのです。
     
    この学会で学び日々の外来手術に応用していることがたくさんあります。
    敬愛する松永 純先生のHorizontal Square Buried Suture(HSBS)もその一つです。

    Dermatol Surg 31:5:May 2005 より引用
     
     
    丸く切除した創がドッグイヤー(創両端の膨らみ)を生じないように縫合する方法です。
    顔のほくろ切除などにとても有用です。
     
    ある意味、松永 純先生は天才肌なのです。
    年に1回、こうした天才皮膚外科医たちと語りあう。なんて素敵なひと時なのでしょう。
     
    学会初日の夜は懇親会があります。よく学び、よく遊ぶ。
    懇親会だけで終わるようなひ弱な先生はここにはいません。
     
    盛岡の夜の街で熱く語り合います。さあ、私はどこでしょう。
    この中には天才ドクター松永 純先生もいますよ。

     
    しかし、みんなお酒が強い。本当に強い。
    南部美人、浜千鳥、七福神など岩手県の美味しい日本酒がどんどん空になっていきます。
     
    皮膚外科の仲間は肝胆相照の仲です。来年は滋賀県で再会です。

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